Vitz RS C56 純正クロスミッション

VitzRS 1.5Lに採用されるミッションはAE系で熟成され、AE101後期より採用された純正クロスミッションです。AE系で熟成されている事からも、そのスポーツ性が伺えます。
実際、純正C154MT(1.3L RS採用)と比較して、2速での加速の速さに驚かされ、あっと言う間に4速にシフトが進みます。シフトダウンも絶妙で、楽に1速まで下げる事ができます。
また、ファイナルが4.312なだけあって、どの速度域からもストレスなく加速できます。

1.3Lに乗ってい て2速がタルいと感じ る方はMT換装だけでも十分に楽しめるのではないでしょうか。
但し、80km/hの高速走行時においてはエンジン回転数が高い為、高速道路での低燃費走行はあまり望めません。

下に各ミッションのギア比を示しました。
1NZ-FE 1.5L用 C56ミッション 2NZ-FE 1.3L用 C154ミッション
1速  ・・・ 3.166
2速  ・・・ 1.904
3速  ・・・ 1.392
4速  ・・・ 1.031
5速  ・・・ 0.815
減速比・・・ 4.312
後退  ・・・ 3.250
1速  ・・・ 3.545
2速  ・・・ 1.904
3速  ・・・ 1.301
4速  ・・・ 1.031
5速  ・・・ 0.864
減速比・・・ 3.722
後退  ・・・ 3.250
参考として、C56ミッションを1NZ-FEにおけるピークトルクでシフトした際の速度とエンジン回転数をグラフ化してみました。(4→5速のみ4000rpmシフト)
赤線・・・rev limit    青線・・・トルクバンドの出始め    黄線・・・ピークトルク   
通常はピークトルクよりも500rpmほど高目でシフトすると途切れなく加速する事が出来ます。
RSの場合、5000rpmでシフトすれば、トルクバンドを外す事無く使える事が分かりますね。

さらに、このグラフを見れば気付かれると思いますが、1.5L RSにはスピードリミッターは必要ありません。(実際には付いています。)通常、180km/hを越えると作動すると言われるスピードリミッターですが、1.5L RSの場合、190km/hになると自動的にレブリミッターにブチ当たります。
コンパクトカーとしてはトップクラスのパワーを持って生まれたVitz 1.5L RSですが、メーカーによって“しっかりとパワーを封印されている ”というわけですね。

つまり、現状のままでは、高い?お金を払ってまでスピードリミッターをカットする必要は無いと言えます。
※注意:これはあくまで理論上での話です。実際にはエンジンの状態、吸排気系チューン等によって様々に変化します。また、公道における違法行為を助長する為のものでもありません。公道においては必ず道路交通法を遵守し、実践はサーキット等のクローズドな場所で行いましょう。